本のセレクト

この日は朝からアルカディア書店の地下にこもって、東京で展示販売する本のセレクト作業です。
様々なジャンル、そして様々な言語の本が所狭しと並んでいるのがこの書店の特徴。とても古いものから新しいものまで、状態も様々です。
東京に持っていける本の数は限られているので、言語・ジャンル・状態を出来るだけバラバラにして、この書店の縮小版になるように…と思ってピックアップを始めたのですが、とにかく量が膨大で、さてどこから手をつけたらいいのか…。
お店のスタッフのおふたりにも手伝ってもらいながら、とにかく気になったものを本棚から出していくことに。
最初はどこを見ていいのか分からないような状態だったのですが、ピックアップに集中できるようになってくると、だんだんといい本が目につくようになってきました。
すっかり夢中になって、ほぼ中腰で本棚の前を移動し続けたおかげで、すっかり腰がやられてしまいました…。
地下を出て一階に戻ってきたらたくさんのお客さんが。今日は土曜日、アルカディアが最も賑わう日です。
アルカディアと同じ建物に住む常連さんから、「食うかい??」とベリーをいただきました(疲れた体と目に効きそう!!)。
「ちょっと弾いてみせてあげなよ」と、常連さんがお子さんたちに言うと、お店にある楽器でちいさなライブを始めてくれました(二人ともお父さんにそっくり!)。
そして、選んだ本を持ってきて、今度はリスト作りです。タイトル、内容、言語、サイズを書き留めていきます。
そうこうするうちに閉店時間、スタッフのみなさんも帰っていきます。お手伝いありがとうございました!
私はまだリスト作りが終わらず…、値段の付いていないものや、内容や言語が分からないものは、イアンに手伝ってもらいました…。
この選んだ本が東京の会場に並ぶと思うとワクワクします。正直、どの本も自分で「欲しい!」と思えるものを選んだので、全部売れて欲しいと思うのと同時に、売れないで欲しい…という気持ちにさえなってしまうくらい…。そのくらいおすすめ出来るセレクトになったと思っています。会場でみなさんの手に取ってもらえる時が本当に楽しみです!

The Home of a Modern Man

ヘルシンキ在住アーティスト、イアン・ブルジョーによる絵画展。自由で大胆、そして時に物憂げで、時に意味深で、観る者の誰の心の中にもある「説明のつかない感情」に触れてくるかのような作品の数々。彼が経営する「アルカディア・インターナショナル書店」のポップアップも。 7月1日(土)〜7月15日(土) 平日 14:00–21:00(水曜休) 土日祝 12:00–21:00

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